大阪のライター オフィス「おふぃす・ともとも」代表ブログ

大阪在住のライター高野朋美(おふぃす・ともとも代表)です。最新の実績、仕事への思いなどもご紹介。

仕事のご依頼、承ります。

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ローレルスタイル「読書のはじめ」公開となりました。

読書のはじめ

コピーライティングを担当させていただいている、近鉄不動産「ローレルスタイル」。
今回のテーマは「読書」です。

実を言うと、私、ライターであるにもかかわらず、本を読むのがものすごく好き!というタイプではありません。
買っただけでページをめくっていない「本棚のこやし」もあれば、途中で読むのをやめた本も多数。
読書好きとはとても言えない…と思っていましたが、この取材をしてみて「もっと肩の力を抜いて、本とつき合ってもいいんだ」と思い、ほっとしました。

読まなくても、本がそこにあるだけで、なんとなくいい気分になる。
そんなかかわり方で、ぜんぜんオッケーなのだと思います。
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言いたいことが一つしかない場合

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ロングインタビューをしていて、たまに「この方の言いたいことは一つしかない」と思うことがあります。
文字数にすると、ほんの400字程度。中身がないということではなく、その逆で、とてもシンプルなことの中に、真理が凝縮している場合、こういうことが起きます。

さて、こんなとき、ライターとしてはちょっと困ります。
インタビューを数千文字でまとめなければならないのに、400字で終わってしまっては、お金をいただける仕事にはなりません。
そんなときはどうするか。私は編集者さんに「三人称で書かせてください」とお願いしています。

文章には、インタビュー対象者が語っているように書く「一人称」の文章と、第三者が語っているかのように書く「三人称」の文章があります。
言いたいことが一つしかないような方の場合は、一人称で書いてしまうと、少ない文字数で終わってしまいます。長い人生の中で磨き上げ、無駄を削ぎ落としてきた「短いけれど含蓄のある言葉」以外、その方の語りたいことはないからです。

でも三人称なら、書き手であるこちらの心の変化を文章に落としこむことができます。例えば、「Aさんはなぜこんなシンプルなことを重視するようになったのか。その理由を探すために、おいたちまでさかのぼってみる」というように。

人物インタビューは、ちょっとした小旅行だと思っています。旅している間に、思ってもいない景色が見えたり、こっちの道だと思って進んだら、全然違うところに出てしまったり。そういう「想定外の面白さ」があります。

インタビューで想定外が出てきたとき、私はがぜん楽しくなります。「この方は、なぜそんなふうに考えたのだろう。その理由や背景は何だろう」。そう思い始めると、その方の人生にどんどん入っていきたくなる。質問をしながら、返ってくる答えを自分なりに理解しながら、インタビューを進めていきます。

言葉の少ない方の場合は、質問をしても、なかなか多くを語ってくださらないことがあります。でも、その言葉の裏にある思いや考え方を、想像することはできる。こうではないだろうか、ああではないだろうかと。
それが、三人称の文章を書くとき、生きてくるのです。

想像力の翼は、たくさんの人とお話しし、語り合い、その人の気持ちを理解しようとするところに生まれます。
私は、想像力の翼を広げるのがとても楽しい。正しく翼を広げるために、もっとたくさんの人とお会いし、話したいと思っています。

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自分が守るべきもの



電車の中吊り広告でふと見つけたフレーズが、とても好きになりました。
後日、このフレーズが何なのか、ある本屋さんの取材によって明らかになります。

---------------
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

(中略)

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
---------------

茨木のり子さんという詩人の詩でした。

人間は身勝手な生き物なので、いつも「自分こそが正しい」と思っています。
私もそう。
自分の考えは正しくて、それと違った考えは間違っている、と思い込んでいます。
でも、その思い込みにとらわれると、自分がどんどん怠惰になっていくのが分かります。

正しいから、努力をしなくていい。
正しいから、考えなくていい。
正しいから、検証しなくていい。

このように、自分は何もしない。それなのに、自分以外を否定したり非難したりし始める。
最低ですよね(笑)。
この最低なスパイラルに、自分が陥っていることに、たまに気付かされます。
その気づきをもたらしてくれるのが、さっきの詩です。

自分の感受性くらい、自分で守れ、ばかもの!

本当にそうです。
自分の人生くらい、自分でつくっていかないで、どうするのか。
この詩を見るたびに、そんな自問自答をしています。

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私の思う「日本らしさ」

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テレビで、戦中を生きた最強の棋士、升田幸三という人物のことを初めて知りました。
将棋も囲碁もまったくもって〝オンチ〟なので、将棋をやっている人なら知っていて当たり前の人物でも、私は知らなかったりします。将棋指しのみなさま、すみません…。

この人が敗戦直後に残したエピソードに、次のような話があります。
ある日、枡田氏はGHQに呼ばれ、「日本の武道は危険なものではないか」と、暗に将棋を否定するような質問をされました。
将棋の根底には、武士道精神が流れていますから。
すると枡田氏は「武道の『武』は、矛を止めると書く」と答えたそうです。
武道とは、相手を攻撃することではなく、むしろ攻撃を止めること、つまり自分を磨くことだ、というのです。
だから、少しも危険なものではないと。

この話を聞いたとき、とても感動しました。
日本が世界に誇る「考え方」「哲学」が、この話の中に生きているような気がしたからです。
日本の生き方の底流には、「和=争わず、仲良くする」という文化があると思います。
自分と違うものをやっつけて排除するのではなく、自分と違うものでも受け入れるために、まず自分を磨く、というのが、日本の心だと思います。

枡田氏は、「将棋は相手から奪ったコマを、自分のコマとして使う。これは捕虜を虐待しているのと同じではないか」というGHQの質問にも、こう答えたそうです。
「そうではない。奪ったコマを使うのは、そのコマの能力を尊重しているからだ。敵方にいたころと同じように、金は金、銀は銀として、その能力を生かしている」

一度は敵に回った相手でも、負けて味方になれば、その地位を奪うことなく生かす、というのも日本らしいと思います。
負けたら殺す、相手の築いたものを徹底的に破壊する、ではないんですね。「他を生かす」んです。

いまの日本は平和なので、戦争で死ぬの生きるのという話とはあまり縁がありません。
でも、職場や社会の中で、冷たい心の戦争は起こっていると思います。
いじめ、仲間はずれ、悪口、いやがらせ、ハラスメントetc…。
これらはすべて、自分と違うものをやっつける、排除する、打ち負かして破壊する、という行為ではないかなと思います。

なぜ「和」や「他を生かす」の文化をもつ日本で、こういうことが起こるのか。
その原因の一つは、他人をやっつけなければならないほど、一人ひとりが弱くなっていることにあるのかもしれません。

「自分を磨く」ことで、己を強くする。寒い冬に耐え、花を咲かせようとする植物のように。
これが、世の中の役に立つ人間になる第一歩かもしれない、と思っています。

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ローレルスタイル「JAPANESE SAKE 入門」公開となりました。

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コピーライティングを担当させていただいている、近鉄不動産「ローレルスタイル」。
今回は、なんと、私が愛してやまない「日本酒特集」です!
しかも!監修から入らせていただき、ライティングまで担当しました!

こうやってみると、日本酒のラインナップがすばらしい!(自画自賛ですみません…)
すべて実力派のお酒たちです。
自分で書いた記事なのに、日本酒がものすごく飲みたくなりました。

ページのデザインや写真もすごくステキです!
これは編集担当者さんやデザイナーさんの腕ですね。
いいお仕事をさせていただき、ありがとうございました!

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ものごとは「気持ち」が動かす

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先日、八尾市で行われたものづくりカレッジというセミナーに参加しました。
講師は、「ワクワク系マーケティング」で、次々と繁盛企業を生み出している、オラクルひと・しくみ研究所の小阪裕司さん。
セミナーに参加するのは久しぶりでしたが、とても学びが多かったです。さっそく実践しようと思っています。

セミナーで印象的だったのは、人は心を動かさなければ、行動には走らない、という理論です。(詳しくは、小阪さんのセミナーや本を参照していただければと思います)
すごくシンプルな理論なのですが、改めて言われると、「そうだよ。やっぱりそうだよね」と、自分の中で意識化されます。
モヤっとしていたものが明確化された。そういう意味で、すごく実りがありました。

私は株はやらないのですが、株式は、人の「気持ち」で値が大きく変動します。株主が「あの会社は業績が上がりそうだ」と思えば値が上がるし、そう思わなければ下がります。事実がどうこうではなく「こうなりそうだ」という気持ちが値動きのもととなっています。

人材育成もそうです。相手に「もっとできるようになりたい」という気持ちがなければ、何を教えたところで成果は上がりません。でも、成長したいという気持ちがあれば、どんな小さなことでも吸収し、自分で勝手に伸びていきます。

おふぃす・ともともで活躍しているライターの多くは、ほぼ未経験の状態からライターを始めていますが、「ライターになりたい」という強い気持ちを持っているので、どんどん伸びていっています。
その姿を見るにつけ、「おふぃす・ともとものライターになるのに経験はいらない。やる気さえあればOKです」と言い続けている私は、間違っていなかったなと思っています。

ビジネスに「気持ち」を持ち込むと、すぐ精神論の話になりがちですが、気持ちこそがビジネスや購買行動を生むすべての発端だということを、今回のセミナーで再認識しました。
人の「気持ち」を考えることが、すべてにおいて重要なのかもしれませんね。

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