大阪のライター オフィス「おふぃす・ともとも」代表ブログ

大阪在住のライター高野朋美(おふぃす・ともとも代表)です。最新の実績、仕事への思いなどもご紹介。

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言ってはいけない言葉

仕事上、言ってはいけない言葉があると思っています。

「そんなことも分からないの?」
という言葉です。

ただ…。これが喉元まで出かかることが、ときどきあります。
(実際に出てしまうことも…)
そのたびに「ああ、私はまだ修行が足りないな」と猛省してします。

この言葉を言いたくなるとき、私はこんなふうに思っています。

「そんなの、社会人の常識でしょう」
「どんな教育を受けてきたの?」
「マナーとかエチケットとか人への思いやりとか、ぜんぜん分かってないんだね」

いずれもきつい言葉ですよね。
こうやって文字にするだけでも、かなり辛辣です。
これらの言葉を浴びせられたら、人はどんなふうに思うでしょうか。
「自分を否定された」と思うのではないでしょうか。

社会人の常識も、マナーも思いやりも、それを実践できないのは、その人に悪気があるからではありません。
「知らない」あるいは「教わっていない」からです。
知らないことは、実践のしようがありません。
それを「常識がないんだね」と責められても、本人はどうしようもないでしょう。

ああ、知識として備わっていないんだ、だからできないんだと思えば、きちんと教えよう、伝えようという気持ちがわいてきます。
それは、怒りの感情ではありません。理解の感情です。
その感情が心の中にあれば、「そんなことも分からないの?」と相手を責める言葉は出なくなります。

このことを、私は頭では理解しています。
でも、ときどき怒りの感情が出てしまうのは…。
やっぱり修行が足りませんね。

日本屈指の指揮官として、今も語り継がれる山本五十六氏。
数多くの名言を残しており、私が座右の銘にしている言葉もいくつかあります。
その中のひとつが、こちらです。

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実年者は、今どきの若い者などということを絶対に言うな。
なぜなら、われわれ実年者が若かった時に同じことを言われたはずだ。

今どきの若者は全くしょうがない、年長者に対して礼儀を知らぬ、道で会っても挨拶もしない、いったい日本はどうなるのだ、などと言われたものだ。

その若者が、こうして年を取ったまでだ。
だから、実年者は若者が何をしたか、などと言うな。
何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ。
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身につまされるというか、耳が痛いというか。
私たち大人が、心しなければならないことかもしれませんね。

今の若い人は、決してダメなんかではない。
たくさんの能力と可能性を秘めている。
ただ、大人がそれを引き出せていないだけ。
山本五十六氏の言葉は、そのことを思い出させてくれます。

そういえば、私も20代のころ「今どきの若い人は…」と言われました。
それがこうして今、大人になっているのですから、私もまた、たいしたことありませんね(笑)。

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