大阪のライター オフィス「おふぃす・ともとも」代表ブログ

大阪在住のライター高野朋美(おふぃす・ともとも代表)です。最新の実績、仕事への思いなどもご紹介。

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文章はビジュアル

私は、文章はビジュアルだと思っています。
本来、文字というものは、読んで初めて意味が分かるものです。
でも同時に、見た目のデザイン、ビジュアルでもあるのです。

いい例が、Tシャツに書かれている英文です。
ときどき「ぜんぜん文法がなっていない…」というTシャツの英文を見かけますが、あれは、字のビジュアルがかっこいいからそうなっているわけで、決して英文を読ませようと思って書かれたものではありません。

同じように、外国人が作った日本語のTシャツにも「意味がわからない…」という日本語が書いている場合があります。
それもやっぱり、日本語の字体、ビジュアルがかっこいいから、使っているのです。

私たちプロのライターが書くものは「意味がわからない」では困るのですが、きちんと伝わる文章であることはもちろん、文章のビジュアルもまた、大切にしなければならないと思っています。

例えば、誌面をぱっと見たとき、漢字だらけの難しそうな文章が目の前にあったら、人は読もうと思うでしょうか。
多くの人は「難しそうだ」と思って目をそらすでしょう。
でも、ひらがなやカタカナがほどよく混じり、易しそうな印象を抱かせる文章なら「読んでみようかな」と思います。
ぱっと見たとき、読みたいと思うか、思わないか。
それを左右するのが、文章のビジュアルなのです。

以前からよく思っているのですが、原稿を書くとき、ワードではなく、あらかじめデザインされた誌面にテキストを入れたい。
そうすれば、字ずらを見ながら原稿を書けます。
つまり、文章のビジュアルまで考えながら、原稿を考えていくことができます。
文というものは、どこで句読点を入れるか、どこに段落を入れるかで、ビジュアルが大きく変わります。
文章もまた造型のひとつだと考えるなら、ビジュアルを無視して言葉をつむぐわけにはいかない、と思っています。

私が「この文章はビジュアルがものすごく美しい」と思っているのは、川端康成の小説です。
表現も当然すばらしいのですが、私はその字ずら、ビジュアルに感動します。
見た目の文字の並びが、本当に芸術的。
見ているだけで「ああ、いいな」と思えてくるのです。
川端康成が文章のビジュアルまで考えて小説を書いたかどうかは、分かりません。
でも私の目には、あの文章がすばらしい造型に映るのです。

思いが伝わる文章は当たり前。
それプラス、造型として美しい文章を、書いていきたいですね。

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