大阪のライター オフィス「おふぃす・ともとも」代表ブログ

大阪在住のライター高野朋美(おふぃす・ともとも代表)です。最新の実績、仕事への思いなどもご紹介。

TOP > スポンサー広告 >ライターが写真を撮る、ということTOP > 仕事への思い・ワザ >ライターが写真を撮る、ということ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このページのトップへ↑

ライターが写真を撮る、ということ

「カメライター」という言葉があります。
写真も撮れるし、文章も書けるライターのことです。
カメライターの中には、本当に写真を撮るのがお上手な方がたくさんいます。
きれいな写真を見ては、「すごいスキルだ!」と脱帽しきりです。

私も、写真を撮れます。
写真館の娘に生まれ、写真館の仕事を見て育ちました。
でも「ぜったいに写真館は継がない」と心に決めて、わざと故郷・島根県から遠く離れた静岡大学に進学。
そのまま静岡新聞に入社し、物書きの道へと足を踏み入れました。

そんな私が写真の技術を知ることになったのは、母が心臓病で倒れた30歳のころ。
父に「島根に帰って、写真館を手伝ってくれ」と請われたのを機に、当時務めていた専門紙の新聞社を辞め、島根にもどって写真の仕事を3年間ほどやりました。

あのころも、いまでもそうなのですが、私は写真があまり得意ではありません。
お金をいただけるだけのものは撮れると思いますが、書くことほど情熱を傾けられない。
大好きなものを見つけてしまったあと、写真の道に入っているので、本気になれなかったのです。

でも、本気になれない私を快く迎えてくれて、「そのままでいいじゃん」と励まし、育ててくれたのが、写真館業界の人たちでした。
PGC(パイオニア・グリーン・サークル)という団体で、写真が上手ではない私にも、きちんと活躍の場を与えてくれました。
それがどれだけ私の力になったか。
なんとか写真の技術を覚えられたのも、この団体があったからだと、とても感謝しています。

写真を撮れるようになってみて、いま思うのは、文章と写真は、一体のものだということ。
実際の現場では、カメラマンとライターは分業であることが多いのですが、「伝えたいことを伝えるためのツール」という観点で見れば、写真も文章も大差ないのです。
それどころか、この2つを融合することで、大きな発信力が生まれます。

でも、写真と文章は、いまだ切り離されていることが多いような気がしています。
「わたし、こういう文章を書くから、こんな写真を撮ってください」ということは、制作の現場ではあまりないですし、逆に「私はこんな写真を撮るので、あなた、こういう文章を書いてください」ということもありません。
なぜか、お互いなんとなく分断している。
私はこれが、とても惜しいのです。

おふぃす・ともともは、「書く」を中心に、誌面やホームページのデザイン、写真撮影まですべてできるライターズ・オフィスです。
すべてできるようにしているのは、文章、写真、デザイン、イラスト、すべてを融合させ、強力な情報発信ツールを作りたいと考えているからです。
「伝える」ことを目的に、それぞれの職人たちが手を組み、それぞれのつながりを重視した媒体を作ることができたら、いままでにない、最強の情報発信ツールが生まれるはず。
そんなことを考えては、ワクワクしています。

最近の私は、あまり写真を撮りません。
ベテランのカメラマンさんに撮影を任せたほうが、いいものができるからです。
でも、写真の技術を身につけておいて良かった、と思います。
写真を撮る苦労も知っているし、どんな条件下でどんな写真が撮れるかも、広く浅く分かっています。
そのことが、制作上、良い影響を与えることが多いのです。

写真を知らなければ、「こんなふうに撮れば、伝達力のある誌面になる」という発想もわいてこないでしょうし、カメラマンさんの気持ちも分からない。
ライターは、カメラマン、イラストレーター、編集者といったさまざまなプロと「チーム」を組んで仕事をする職業ですから、相手の仕事を知るというのは、とても重要なことだと思っています。

当社のライターたちは、多少の写真なら撮ることができます。
まだまだ私の教え方が不十分でつたないので、きちんと撮れるほどのスキルは育っていませんが、私は、たとえ撮れるまでにスキルアップしなくても、ライターが写真を知っておくことは重要だと思っています。

紙媒体もホームページも、文字だけで表現するものではありません。
写真や動画が重要な要素となっています。
ならば、思いを伝える表現者として、写真や動画のことも知っておくべきではないか。
私はそう思っています。

このページのトップへ↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。