大阪のライター オフィス「おふぃす・ともとも」代表ブログ

大阪在住のライター高野朋美(おふぃす・ともとも代表)です。最新の実績、仕事への思いなどもご紹介。

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言葉は立体

ライターは、言葉を残すお手伝いをする職業です。
最近、この職業の重要さを、ひしひしと感じています。

ネットが日常となり、大量のテキストが出回る中、言葉が一瞬のうちに流れては消える時代になりました。
言葉を書くことに、むなしさを感じたこともあります。
でも、私は今、言葉を残すことに大きな意味を感じています。

「誠実」という言葉があります。
これまでインタビューさせていただいた多くの経営者が、ビジネスに必要なのは誠実さだとおっしゃっています。
以前、私は「誠実なんて言葉はありふれているし、印象にも残らない」と思っていました。
誠実さが大切だといくら書いても、多くの人の頭には残らないだろうと考えていたのです。
ですが、今はきちんと書き残すべきだと思っています。

ビジネスに誠実さは不可欠です。
嘘をついたり、ごまかしたりした企業がニュースでやり玉に上げられているのを見ても、それは明らかです。
ところが、社会人経験が浅いころにこの言葉を見ても、頭で理解できても心ではピンとこないのです。
誠実さがどういうことなのか、いくら説明してあってもです。
誠実さとは、具体的にどういうことなのか。不正を目の当たりにしたり、誠実であることの大切さを体で経験しないと、分からないのです。

20年前に読んだ本でほとんど印象に残らなかった言葉が、いま目にすると、痛いくらい心に刺さってくることがあります。
その人の人生の有り様、経験値、時期によって、まったく同じ言葉であるのに、その意味や捉え方がガラリと変わる。
すごく面白い現象だと思っています。

言葉は二次元の世界のものです。
でも、それを見るタイミングや時期によって、いかようにでも表情を変える。
そういう意味では、言葉は多面体、立体だと思っています。
円すいは、横から見ると三角形ですが、底からみると円です。
言葉もまた、同じだと思います。
だからこそ、残すことが大切だし、意味がある。
私が今日書いた言葉が、30年後の誰かの人生を変えるかもしれない。
そう考えると、なんだか興奮しますし、下手なことは書けない、とも思います。

ライターとは、言葉という立体物を扱う職業。
さて、あなたが残したい言葉は、何でしょうか?

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