大阪のライター オフィス「おふぃす・ともとも」代表ブログ

大阪在住のライター高野朋美(おふぃす・ともとも代表)です。最新の実績、仕事への思いなどもご紹介。

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有り難い言葉

ときどき、クライアントの方々に「もっとこんなふうに取材してほしい」「こんな文章の書き方をしてほしい」と、ご要望をいただくことがあります。
普通のサービス業では、お客様からご要望をいただくのは当たり前のことかもしれませんが、ライターの世界では、クレームも含め、クライアントから直接、取材や原稿に対してご意見をいただくことは少ないように思います。

なぜか。
ライター=専門家、という捉え方をされているケースが多いからだと思います。
専門家の仕事に口を出すのは気が引ける、と思っていらっしゃるクライアントが大半なのではないでしょうか。
だから、あまり辛口なことはおっしゃらないのだと思います。

フリーで活躍しているライターに聞いてみると、クライアントから原稿のダメ出しをされた、という人は少数派です。
ダメ出しされないので、自分の書いた原稿が良かったのか悪かったのか、よく分からない、というライターが意外と多いのが現状です。

私は、クライアントからのダメ出しは、とても有り難いことだと思っています。
なぜなら、それは私たちライターの成長につながるものだから。
良くない点を指摘していただけるから、反省し、改善し、スキルを上げていけます。

「良い原稿をありがとうございます」とほめていただけるのは、もちろんうれしいし、大いに励みになります。
でも、それ以上に大切に思っているのが、クライアントからダメ出しであり、ご意見であり、クレームです。
クレームは、本来はあってはならないものですが、これほど自分たちの仕事ぶりを振り返らせてくれるものはありません。
「こんなこと、プロのライターに言っていいのかな」と思いつつ、あえて苦言を呈してくださるクライアントの言葉ほど、有り難いものはありません。

有り難いは、「有ることが難しい」と書きます。
つまり、希少だ、ということ。
有り難いということは、まれにみるくらい尊い、ということだと思っています。
わたしたちライターの成長を期待し、言いにくいこと、厳しいことをおっしゃってくださる方々に、心から感謝しています。

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